道路を挟んだ反対側で新築工事が始まった

 

スーパー・ゼネコンが工事をしている。タワー・クレーン2基が稼働している(無論、日中)。

昭和の頃にはタワー・クレーンの転倒とか建築現場の足場が倒壊したなんて余りなかったと思う。が、平成に入り、特に近年は上記二つの事故は珍しくないような気がする。

道路幅が歩道を含み16メートルとすると(勝手に想像)、タワー・クレーンがこちら側に転倒したら私の部屋は壊滅かな、と来客がある度に話題になる。

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夜景が綺麗だって言ってられない事態にならぬ事を祈るしかないな。

下の記事の鹿島もそうだが、全体に言えるのは日本人のスキルの低下つまりヒューマンファクターによる事故が我が国のレベル低下を物語っている。

五輪に向けて職人不足と言う話を耳にする。外国人労働者が増えるようだ。言葉が上手く伝わらないコミュニケーション不足で欠陥建物・施設にならないようしっかりした教育・訓練・監理・管理が必須だ。

 

信じがたい鹿島は解体と建て替えの費用は、施工者である鹿島が全額負担するとあるが、仮住まいなどの費用負担も当然発生するはずだ。信用がた落ちだな、鹿島。

 

不具合「億ション」の建て替え決定、鹿島が全額負担

2014/3/18 6:30 日経より

 

三菱地所は、600カ所以上のスリーブに不具合が見つかり、建設工事を中断していた「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」(東京都港区、以下パークハウス高樹町)を解体、建て替えることを決めた。2014年3月15日、16日に開かれた契約者への説明会で明らかにした。解体と建て替えの費用は、施工者である鹿島が全額負担する

パークハウス高樹町は住戸の専有面積が平均100平方メートル、最大164平方メートル。最多価格帯は約1億4000万円、最高価格が約3億5000万円という、いわゆる「億ション」だ。設計・監理は三菱地所設計、施工は鹿島、配管設備は下請けの関電工が担当した。

解体工事の着工は2014年6月頃を想定している。三菱地所広報部は、「基本的に、建設中だったものと同じ設計での建て替えを目指す」と話している。

■スリーブの不具合は751カ所

工事の不具合が見つかったのは2013年12月。2014年3月20日の引き渡しを目前にしての発覚だった。コンクリートの躯体(くたい)中に配管などを通すスリーブ全約6000カ所のうち、約600カ所で本来あるべき位置に存在しないか、位置が違うといった不備があった(2014年3月17日時点では751カ所の不備が判明)。また約200カ所で不適切なコア抜きを行ったため、一部で鉄筋が切断されていた。こうした不具合を受けて、事業主の三菱地所レジデンスは販売中止を決定。全86戸中、既に契約が済んでいた83戸の契約者に合意解約を要請し、現在、協議している。

三菱地所広報部の担当者は、「当初は不具合の是正後に引き渡すことも考えられたが、建て替えを希望する契約者が多かったことを重く見た」と話す。不具合が発生した原因については、当初発表した通り、施工図の躯体図と設備配管系統図の調整不足ということ以上は公表していない。