日本初、時として世界初、の技術力の優れた,かつ名門(過去形)日本ビクター
が1970年に開発した完全分離式の ディスクリート方式4チャンネルステレオ。
つまり、ステレオは前方左と右の2チャンネル。更にリアに2チャンネルを
追加したものを4チャンネルと言った。
対するはSONYのマトリックス4チャンネルステレオに大別される。
新しモノ好きな僕は1973年にビクター製の再生装置一式と
エルヴィスのマディソン・スクエアー・ガーデンのライブモノの
4ch-LP盤を買った。
↑参考画像(買ったのはこの製品ではありません)
↓今も棄てないで持っている4ch-LP盤。
↓ロゴ
↓曲目は
↓ロックに非ずゴスペルを歌うエルヴィス、捨てがたい。
会場はどこだか解りませんが「アメリカの祈り」をお聴き下さい。
(多分、会場はマディソン・スクエアー)
今こそ「アメリカの祈り」では!!。
ネット記事
前出記事↓の会場はラスベガス。
追記 2017/09/28 14:46
僕の映画の師匠でもあり読者でもあるロイドさんのホーム・シアターは
8チャンネル(最近はもっとかも知れませんが)です!。
下記はロイドさんのHPより。
サウンド・システム5.1chを8chへ移行について
(It attempted to switch over sound system 5.1ch to 8ch.)
フルハイビジョンD-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)のデバイスを持ったプロジェクター「DLA-HD750」と大型16:9サイズ「スクリーン」とを組み合わせたビジュアルの高次元、高品位の鑑賞と共にサウンド・システムを従来の5.1chから8chへ移行してみた。
勿論、現行の5.1chで十分楽しめるが、デコーダー「VX-700」の音声出力には、最大8chが再生可能であり試行してみた。従来同様のドルビー・デジタル(Dolby Digital)の最大5.1chの独立音声を持つDVD-Videoの標準フォーマットでは、全チャンネルが独立したディスクリート構成のデジタル処理、5チャンネルすべて20Hz~20KHzのフルバンドで、サウンドの移動感や遠近感などがリアルなのには変わりないが、システム変更後には、ブルーレイ・デイスク(Blu-ray)の『落下の王国』(The Fall)(2006年)を再生してみた。
この作品は、創り上げた映像にCGは使わないというだけに圧倒的に視覚に訴えるものがあり、サウンド方式は、DTS 5.1chなので、更に左右サラウンドch信号をバック・スピ-カー(裏面左右の2スピ-カーの信号はモノラル信号)にマトリックス方式で付加してみた。これによってリアの左右空間の音場の包囲感が、更に充実し、シーンによっては驚嘆そのものの臨場感が得られた。下記の情報がエンコードされたDVDはその方式に添って再生される。
「ドルビー・デジタルEX」(Dolby Digital EX)
ドルビー・デジタルの上位方式の6.1chの再生が可能な「ドルビー・デジタルEX」は、リア・サイドのL/Rchにサラウンド・バックch信号をマトリックス・エンコードにより3chに分配するもので、ドルビー・デジタルEX形式で記録されたDVDを6.1chで再生し、これによって、空間表現力や移動感が増加し一層の臨場感を体現出来る。勿論ドルビー・デジタルとの互換性がある。
「DTS」(Digital Theater System)
ドルビー・デジタルと同様の各チャンネル完全ディスクリート5.1chであるが、ドルビー・デジタルと比較すると、音声圧縮率が低く、比較的高いビット・レートのフォーマットなので、多くの情報とクォリティの高いサウンドが得られる。更に、DTSの上位方式の「DTS-ES」(DTS-Extended Surround)は、DTS5.1chにサラウンド・バックを追加して6.1chにするもので、この方式で記録されたDVDは6.1chで再生され、ドルビー・デジタルEXよりも優れた効果を得られ、DTSとの互換性がある。
「DTS Neo:6」
2chソースを6.1chのサラウンド再生するDTSマトリックス・デコーダで、2chソースでも6.1chソースと同様な雰囲気が楽しめるが、「VX-700」の Neo:6 Cinema(シネマ)は、映画再生に最適なモードとなっている。さらに「VX-700」には、「サークル・サラウンドⅡ」(Circle Surround Ⅱ)という機能があり、これは、モノフォニック信号および2chステレオ信号を6.1chの信号に変換して再生するものである。
「シネマ」(Cinema)は、映画再生、「ミュージック」(Music)は、音楽再生、それにモノフォニック信号を入力して、広がりのあるホールなどの音場を楽しむ「モノ」(Mono)など、それぞれ最適なモードが付加されている。また、「フォーカス」(FOCUS)という機能があり、これはセンター・スピーカーからセリフの音源を、画面上から聞こえるよう縦方向に移動するもので、これによって明瞭度が飛躍的に向上する。(2009/6/19)
追記 2017/09/29 23:14
ロイドさんからメールを頂戴しました。ありがとうございます。
“4ch Stereo”は、実に懐かしいですね!
小生もある電気店でのイベントですっかり魅了され“4ch Stereo”を買う羽目になってしまったですが、
ソフトが思った以上に発売されず、残念ながら一過性で終わってしまいましたね。
小生は、付録の4chのレコードを聴いて楽しんでましたが、エルビスの4chのレコードがあるとは知らなかったです。
TEACの4ch Open Reel Stereo Tape Deckで楽しもうと思ったですが、
何せ音源ソースが全くなく、全く役立たずでした。
>ロイドのホーム・シアターは、8チャンネル(最近はもっとかも知れませんが)です!。
(8チャンネル=正確には7.1chです。)
2015年にDTSが、新しいサラウンド・フォーマット”DTS:X”を発表しましたが、
“Dolby Atmos”と同様なサラウンド音声再生技術で、ご存じのようの“Dolby Atmos”は、劇場で使われてますが、
家庭向けでは対応のBDソフトがあまりないようです。
それに劇場公開時は、”Dolby Atmos” に対応していた映画でも、BD化の際にはスルーされることが多いようです。
”DTS:X”の再生には、 DTS:X 対応 AV アンプで最大11.2ch までのスピーカーに対応するとのことですが、将来的には最大で 32ch 構成まで対応する予定だそうです。
NHKの8kでのライブ・パブリック・ビューイングでは、350インチのスクリーンに、22.2chのサウンドでしたから、
32chとは途方もないサウンド・システムですね~。
追記 2017/10/01 16:56
ロイドさんから再度メールを頂戴しました。ありがとうございます。
メールでサラウンド・フォーマットのDTS:Xに触れましたが、
2016年に公開された『ラ・ラ・ランド』(La La Land)のBDにもDTS:Xが採用されており、
何度か再生してみましたが、サラウンドもダイナミックなイメージで音像の広がりなども感じられましたね。
この作品は、ロマンティックなミュージカルですが、何と製作費用の12倍以上の興行成績をあげたようです。
ちなみにタイトルは、ロサンゼルスと「現実から遊離した精神状態」だそうですが、まさしく内容も納得!でした。
参考 スペックは↓