「荒野の決闘」(1946)には別のVer.がある。と言うか同作品のオリジナル試写会版 & 雪山賛歌

 

いわゆる「OK牧場の決闘」他に後年リメイクされた西部劇の古典。

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劇場公開版  

ほほにキスするシーンがあります。

 

試写を見たFOXの当時の大物プロデューサー、ダリル・F・ザナック

「ほほにキスするシーン」を追加・改編を指示。

後に巨匠になるJ・フォードもザナックに反論出来なかったのかな?。

 

本編では改編は数か所ありますが、ここではエンディングのアープ(H・フォンダ)がクレメンタイン(キャシー・ダウンズ)と別れるシーンの画像を付けます。

オリジナルの試写会版では「握手」だけだった

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 ほほにキスするシーンはありません。

 

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アープはクレメンタインに恋をした?。

 

確かにクレメンタインの名前に相応しいキャシー・ダウンズ(1926–1976)。

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H・フォンダ得意のポーズ、と言われているがフォードは「馬上の二人」(1961)

でもジェームズ・スチュワートに同じポーズをさせました。

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日本では

 

 

            

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     https://www.youtube.com/watch?v=722ry-wBRsg

        ↓ ロイド・シアターより

9 荒野の決闘 (My Darling Clementine)(1946)


ストーリーは、カウボーイのワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)の四人兄弟は、数千頭の牛をメキシコで買い付け、カリフォルニアへ向かっていたが、途中のアリゾナツームストンの近くで、クラントン(ウォルター・ブレナン)から一頭5ドルで牛を全部買おうと申し出があった。

ワイヤットは、その金額では買値を割ると言って断り、その夜はトゥームストーンの近くで夜営したが、翌日、兄弟が留守の時、末弟のジェームスが殺され、牛はことごとく盗まれてしまった。ワイアットはクラントンの仕業とにらんで、ツームストンの保安官となるが・・。



"Oh my darling clementine"
この作品の舞台はトゥームストーンであるが、実際の撮影はユタ・アリゾナにまたがるモニュメント・ヴァレーで行われ、郷愁の込められた西部の風景は素晴らしい。

1947年に本邦公開されたときは『いとしのクレメンタイン』とサブタイトルが付いているが、こちらが原題である。

リンダ・ダーネルは、1923年、キサス州ダラス生まれ、11歳でモデルになり、13歳で舞台に立った後、ステージママの影響もあり1939年、ハイスクール在学中の16歳の時、20世紀foxのカメラ・テストを受けて合格し、同年『Hotel for Women』で映画デビューした。本作は23歳時の作品。

アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 98 min.

■スペーサー
■cast
ヘンリー・フォンダ / リンダ・ダーネル / ヴィクター・マチュア / キャシー・ダウンズ / ウォルター・ブレナン / アラン・モウブレイ / ティム・ホルト / ワード・ボンド / ジョン・アイアランド / ロイ・ロバーツ / ジェーン・ダーウェル / グラント・ウィザース / J・ファーレル・マクドナルド / ラッセル・シンプソン

■スペーサー
■staff
製作:サミュエル・G・エンジェル
監督:ジョン・フォード
原作:スチュアート・N・レイク 、サム・ヘルマン
脚本:サミュエル・G・エンジェル、ウィンストン・ミラー
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:シリル・モックリッジ
音楽監督アルフレッド・ニューマン
編集:エドワード・B・パウエル

■linkMy Darling Clementine