缶も悪くなった
つまみが取れたのが今年3回目。非常食なのにコレだ~!。
日本語=缶 英語=can(米) tin(英)
では、古典的な映画「銀座カンカン娘」を観よう。
新東宝なんて、知らない人が国民の85%?。
ズバリ、何と言っても高峰秀子に尽きる。その可愛い容姿といい人懐っこい表情と言い、実にキュートで魅力的だ(ネット記事)。
allcinemaより↓
なお秀子とシヅ子が岸井と話す場所は確かに現在の迎賓館ですが、ここは元赤坂離宮で戦後、国に移管され、この年に国立国会図書館などに利用しだした所です。私はここに勤めていた事があるので良く知っていますが、この場所は、その裏庭で画面の右の方にグラウンドらしき場所が見えますが、ここでは運動会やテニスをやった事があるので懐かしく思いました。この迎賓館は今でも夏の時期に前もって予約すれば参観することは出来ます。
映画撮影シーンに使われる赤坂迎賓館も、当時からずいぶん豪華だったとわかる。今では見ることもできないとは怪しからん!
主題歌はいまでは立派に日本のスタンダードナンバーになっている。
終わり方もすばらしい。気がきいている。
日本映画の一つのお宝的作品。ハリウッドでいえば「オズの魔法使い」並みだ。
主演の高峰秀子と笠置シヅ子を中心に、岸井明と灰田勝彦が脇を固めていて、実に溌剌とした元気なメンバーたちだ。笠置シヅ子の軽快なブギと灰田勝彦の美声に加えて、高峰秀子の貴重な歌声もふんだんに聴けるので、ファンにはさぞかしたまらないだろう。さらに名人古今亭志ん生が居候先の主人に扮し、その伝説的な名人芸を魅せてくれるのだからたまらない。背景に登場する昭和24年の街の風景も、今となっては実に貴重である。
しかしこの映画の最大の魅力は、何と言っても高峰秀子に尽きる。その可愛い容姿といい人懐っこい表情と言い、実にキュートで魅力的だ。彼女が笠置シヅ子と二人で銀座で明るく歌う名シーンは、65年の時を超えて今でも新鮮で輝き続けている。
<あらすじ>元落語家の新笑(五代目古今亭志ん生)は妻のおだい(浦辺粂子)や甥の武助(灰田勝彦)と暮らし、二階は新笑の恩人の娘のお秋(高峰秀子)と彼女の親友お春(笠置シヅ子)に貸していた。芸術をこよなく愛するお秋とお春だったが、ひょんなことから銀座のキャバレーで歌って稼ぐことに…。
70分にも満たないこの作品の愛らしいこと。戦争が終わってわずか4年後なのに(いや、まだ4年しか経っていなかったからというべきか)、徹頭徹尾明るい空気と光に包まれている。
一部ミュージカル仕立てだが、その中心にあるのは主題歌の「銀座カンカン娘」であり、あとは基本的にコメディ。チャプリンを思わせる、シーンで見せるドタバタさが奇妙に心地よい。
筋はあってないようなもので、とにかくこの映画が醸しだす戦後の自由な空気を共有できればいいように思う。
映像史的な価値もよくいわれているこの作品。
昭和の名人といわれる五代目古今亭志ん生(1890~1973)が「疝気の虫」を稽古しているシーンや、ラストで「替り目」の短縮版を演じるシーンなどは大層貴重なものらしい。
高峰秀子の愛らしさは言うまでもなく、笠置シヅ子(1914~85)の派手な踊り(戦前はその派手さゆえに当局から目をつけられていたという)とその歌は今観ても楽しい。
巨漢・岸井明(1910~65、白井哲夫役)は、戦前喜劇王古川ロッパとともにモダンな笑いを追求した人物だが、そこにいるだけで純朴さが伝わってきて微笑ましい。
歌手灰田勝彦(1911~82)も楽しそうに演じている。
銀座でのチンピラとの喧嘩の背景には1949年9月に公開された『鉄のカーテン』(W・A・ウェルマン監督)という米映画の大きな看板が見える。
映画ロケシーンは、いまや簡単には立ち入ることも出来ない赤坂迎賓館でのロケ。
他愛のない物語だが、戦後の自由な空気に溢れた愛すべき作品だと思う。
さすがに古いから仕方ないがオチが予想出来てしまい笑えなかった。