ミッツィ・ゲイナー(1931~)
フランス・ニュイエン(1939~)
ネットより↓
激しく切り替わるフィルターの意味は?
投稿者:TNO 投稿日:2009-11-05 10:12:31
ブロードウェイからの移植。演出をしたジョシュア・ローガンが、映画でも監督。やたらとフィルターが使用されている。琥珀色や青色、ぼかしや円形のフィルター。ミッツィ・ゲイナーとロッサノ・ブラッツィの場面では、褐色フィルターや円形のフィルターが使用されえているが、シーンの途中で急に普通の画面からフィルターの画面に変わるので、意味が不明。ジョン・カーとフランス・ニュイエンの場面でも同様。ゲイナーの演劇場面では、何故か丁寧に観客席だけが青色のフィルターがかかっている。これも意味が不明。確信はないが、監督が舞台照明の感覚で映画も考えたものだと推測する。音楽は、ストーリーに沿った形で使われており、良い。スタンダードも多く、楽しめる。ハワイロケで南洋の独特の雰囲気が全編を覆っており、心地よい。ミュージカルである一方で戦争映画である。仮想の島の物語ではあるが、南太平洋が舞台であり、敵国は日本軍であることは明らかだ。また、テーマに人種差別も取り上げられている。レイ・ウォルストンが活き活きと好演。ジョン・カーは、映画では、本作と「お茶と同情」(1956)が有名で、いずれもブロードウェイの映画化作品。本作以降は、TVに活躍の場を求めた。'60、'70にTVで活躍したゲイナーは、映画としては本作が最も有名。ニュイエンは非常に美しい。今もバリバリの現役だ。