貴重情報です / 12月26日の記事でloydさんのコメントを流用していたら以心伝心かメールを頂戴しました。ありがとうございます。

 

前文は省略します。原文通り(何故かこのPCだと行間が不統一ですみません)

 

今や映画界は、1950年代に遭遇した観客減少と同様な危機に見舞われているようですね。

アメリカではテレビ台頭により40年代の終わり頃には観客が減少し、その対策として映画をテレビよりも大きく質の高いものにするために大手スタジオのすべては、カラー映画の製作本数を増大させたが、併し、まもなくカラー・テレビ技術が

完成すると結局、スタジオは同じ苦境に立たされ、この課題を解決するために考えられたのがシネマスコープやビスタヴィジョンなどのワイドスクリーンでした。

 

今日、各家庭に安価になった大型テレビが次々と導入されるようになると、映画館にわざわざ出向く必要もなくなり、Netflixなどの台頭もあったりで、わざわざ映画館に行かなくても、家庭内の巨大モニターでオンラインで映画を楽しむようなライフスタイルへと変わってきました。

 

このような状況の中で、映画会社としては、なんとしても人々の足をもう一度映画館に向けさせる必要に迫られ、家庭内のモニターが年々巨大化していることからも、映画館は、より一層大きなスクリーンで圧倒的な体験を提供しなければ、観客を呼び込めなくなり、このような苦境に喘ぐ映画会社の最後の希望として、失われたIMAX復権することになったようです。

 

今年ディズニーがIMAX社と契約し、今後の大作はIMAXで制作されることが発表されました。

ですが、IMAXシアターには、実は二種類あり、日本国内の「IMAXデジタルシアター」は20館以上ありますが、そのほとんどは「ウソMAX」(英語でLIEMAX)と言われる2KHDの上映形態なんだそうです。

高解像度を保つ本物のIMAXシアターは、大阪エキスポシティ一1館しか

ないそうで、ほとんどの人たちは、この事実を知らないとか・・・。

 

そんなわけで『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を、わざわざ大阪の「IMAXシアター」まで足を運んで鑑賞するマニアがいるそうです。

たしかにIMAXカメラで撮影された映画は、IMAXで見なければ、製作者の真意がわからないと言われるのも納得です。

 

スター・ウォーズの前作『フォースの覚醒』でも、「IMAXシアター」での上映と「ウソMAX」上映では、あまりに映像(画角)が違います(「STAR WARS: THE FORCE AWAKENS IMAX Details Revealed」)。

「ウソMAX」シアターでは、ミレニアムファルコン号のフルショットが、本物のIMAXシアターと比べ、上下が大きくカットされてしまっているとのこと。

 

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多くの映像がHD(1920*1080)の2Kに対して、IMAXフィルムの情報量は、HDのおよそ40倍以上あり、70年代に世界中で開催された万博や各地の常設科学館などの目玉として、巨大な「IMAXシアター」が次々とオープンされましたが、あまりにも革新的な技術だったために、それに撮影コストもべらぼうに高くつき、その後は、徐々に忘れ去られていく存在になり、因みにフィルム1ロールで可能な撮影時間は、わずか3分だそうです。

 

動画用フィルムでは、もっとも大きな面積を持つ70mmを、横送りにして更に大型映像にした超高解像度の映像フォーマット、横幅のピクセルがおよそ16Kもあり、今後登場する8K(7680*4320)の4倍の情報量を持っている、

現在、世界最大画素数の動画規格なのですね。

 

ダンケルク」 (Dunkirk) (クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2017年の戦争映画)を大阪の「IMAXシアター」で鑑賞したら、まるで別作品のようだったそうです。(小生はBlu-rayDiskで鑑賞しましたが、大阪の本物「IMAXシアター」で観てみたいものです)

 

 

参考

 

 

 12月26日の記事